バンパーのクリップの外し方|割らないコツと交換用クリップ(品番)の探し方

パーツ交換・DIYガイド

バンパーのクリップの外し方|割らないコツと交換用クリップの探し方

バンパーを外そうとして「クリップが固くて外れない」「ピンを折ってしまった」という失敗はとても多いものです。この記事では、バンパーに使われるクリップの種類、必要な工具、割らずに外す手順、そして外れた・割れてしまったときの交換用クリップ(純正品番)の探し方まで、DIYで作業する方向けにわかりやすく解説します。

1バンパーに使われるクリップの種類

バンパーやアンダーカバーの固定には、主に次の3タイプの留め具が使われます。外す前にどれが使われているかを確認しましょう(形状名をクリックすると該当部品の一覧を確認できます)。

※実際には1台のバンパーでも複数のタイプが混在します。位置ごとに種類を確認するのがポイントです。

2用意する工具

特別な工具はほとんど不要です。次のものがあれば、樹脂を割らずにスムーズに作業できます。

  • クリップリムーバー(内張り剥がし)

    ツメやリベットの縁に差し込み、テコの原理で浮かせる基本工具。先端が薄く幅広いものが車体を傷つけにくくおすすめです。

  • プッシュリベット外し(リベットクランプ)

    中央ピンを引き上げるタイプのリベットに便利。マイナスドライバーで代用も可能ですが、専用工具の方が割れにくいです。

  • ラチェット+ソケット(8・10mm)

    クリップと併用されるボルト・ビスを外すため。バンパー下部やインナーフェンダーで使う場面が多いです。

  • 軍手・保護手袋

    バンパー裏やツメの縁は鋭利なことがあります。ケガ防止に着用しましょう。

3バンパーのクリップの外し方(5ステップ)

車種により細部は異なりますが、基本の流れは共通です。下から上へ、外側から内側へと進めると外しやすくなります。

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    作業前に留め具の位置と種類を確認

    ボンネットを開けた上部、フロントグリル周り、タイヤハウス内(インナーフェンダー)、バンパー下部を見て、クリップ・ビス・ボルトがどこに何個あるかを把握します。

    割らないコツ:まず1個外して構造(押すのか・引き上げるのか)を見極めると、残りをスムーズに外せます。

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    タイヤハウス内・下部のクリップから外す

    ハンドルを左右に切るとインナーフェンダー内に手が届きやすくなります。プッシュリベットは中央ピンを押し込む/引き上げてから本体を抜き取ります。

    割らないコツ:中央ピンのタイプを間違えて逆方向に力をかけると割れます。ピンが少し出ていれば「引き上げ式」、面一なら「押し込み式」が目安です。

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    グリル・ヘッドライト周りのビスとクリップを外す

    8mm・10mmのビスやボルトはラチェットで、樹脂クリップはリムーバーで浮かせて外します。外した留め具は種類ごとに分けて保管しておくと復元が楽です。

    割らないコツ:ビスとクリップを混同しない。ビスを回さずに引っ張ると受け側(グロメット)が割れます。

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    バンパー側面のツメを内側から解除

    フェンダーとバンパーの合わせ目にあるツメは、内側へ軽く押しながら手前に引くと外れます。無理にこじらず、少しずつ全体を浮かせます。

    割らないコツ:寒い時期は樹脂が硬く割れやすいので、日なたに置く・ぬるま湯をかけるなどで少し温めてから作業すると安全です。

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    バンパー全体を手前に引いて取り外す

    すべての留め具が外れたら、両サイドを持って左右に軽く広げながら手前へ引きます。センサーやフォグランプの配線がある場合はコネクターを外します。

    割らないコツ:1人で無理に引っ張らず、可能なら2人で。配線を付けたまま引くとコネクターやハーネスを傷めます。

4クリップが割れた・外れたときは

クリップは「消耗品」。割れても交換すれば元通り

樹脂クリップは経年や脱着で割れやすい部品です。折れても慌てず、同じ形状・サイズの新品クリップに交換すれば問題ありません。大切なのは車種に合った正しい品番のクリップを選ぶことです。

交換用クリップは、穴径・板厚・ツメ形状が合わないと固定が甘くなります。確実なのは車種・年式から純正部品番号(品番)で選ぶ方法です。当サイトの品番検索データベースから、メーカー・車種別に純正クリップを探せます。

交換用クリップを品番で探す

メーカー・車種、または品番からお車に適合する純正クリップ・ファスナーを検索できます。外したクリップの形状に近いものをお探しください。

5メーカー別のクリップの傾向

メーカーによって使われるクリップのタイプや外し方の勘所には傾向があります。作業前の参考にしてください。

メーカークリップの傾向外すときのポイント
トヨタ/レクサスプッシュターンリベット(中央を回して外す)+10mmボルト併用が多い中央を回すタイプはマイナスドライバーで90°回してから引き上げる
ホンダ中央ピンを押し込むプッシュクリップが多く、留め具の数がやや多め押し込み式が中心。引き上げようとすると割れやすい
日産プッシュリベット+側面ツメの組み合わせが標準的ツメは内側から押して解除する
スズキ/ダイハツ(軽自動車)樹脂クリップ主体でビスは少なめ。構造がシンプルなことが多いクリップの数は少ないが、ツメの引っ掛かりが固い車種もある
スバル/マツダクリップ+ボルト併用。アンダーカバーの留め具が多い傾向下部のボルトの外し忘れに注意

※上記は一般的な傾向です。同じメーカーでも車種・年式で構造は異なります。正確な留め具の品番は車種別の品番検索でご確認ください。

6よくある質問

Qバンパーのクリップが折れたら交換できますか?

Aはい、折れたクリップは新品の純正クリップに交換できます。クリップは1個数十円〜数百円程度の消耗品です。同じ形状・サイズのものを用意すれば、外した時と逆の手順で差し込むだけで取り付けられます。

Q交換用クリップはホームセンターで買えますか?

A汎用のプッシュリベットやクリップはホームセンター・カー用品店でも購入できますが、車種によって穴径・板厚・ツメ形状が異なり、合わないと固定が甘くなったり脱落したりします。確実に合わせるには、車種ごとの純正品番で選ぶのがおすすめです。

Qクリップの品番(純正部品番号)はどうやって調べますか?

A車種・年式から純正部品番号を特定します。当サイトの品番検索データベースでは、メーカー・車種別に純正クリップの品番を調べられます。ディーラーで車検証を提示して確認する方法もあります。

Qバンパーのクリップを外す工具は何が必要ですか?

A基本はクリップリムーバー(内張り剥がし)があれば大半のクリップを外せます。中央ピンを引き上げるタイプのプッシュリベットには専用のリベット外し、ボルト・ビス併用部にはラチェットと8・10mmソケットがあると安心です。

Qクリップが外れたまま走行しても大丈夫ですか?

Aおすすめしません。留め具が外れたままだと走行中の振動でバンパーがさらに浮き、脱落や他の留め具の破損につながります。早めに新しいクリップで固定してください。